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THE NORTH FACEを知るクリエイター達へのインタビュー
Hiroshi Ito
interview
京都を拠点に映像制作から始まり、創設から15年以上経った現在では、音楽、ファッション、インテリアなど、多岐に渡る分野のデザインを手がけるgroovisions。彼らの生みだすデザインの多くはポップな印象で、CDパッケージであれ、カタログであれ、メディアを問わずカルチャーの匂いが漂う。そして、それらはグラフィックとカルチャーの結びつきを強く認識させてくれる。そんなgroovisionsの代表を務める伊藤弘へのインタビューをお届けする。
グラフィック・デザインへ興味を抱いたきっかけは何ですか?
Hiroshi Ito(以下HI):絵画に代表される一点ものの作品より、版画のような複製作品のほうに、なんとなく親近感を持っていました。フラットな色面の質感も含めて。具体的にはAndy Warholのシルクスクリーン作品がとても好きで、それは今も全く変わっていません。
デザインを始めた当初と現在では、デザインのコンセプトに変化はありますか?
HI:大きな方向性は変わっていないと思いますが、むしろスタイルなどよりも、もっと大枠で物事を考えるようになったとは思います。少し大げさに言えば、表面的な見え方より、コミュニケーションということに重きを置くようになったような。
自身のデザインを通して、それに触れる人とどのようなコミュニケーションを図りたいですか?
HI:なにかしら、より良い方向に向かうものであることを目指しています。その定義によって解釈はまちまちだと思いますが、あえて言えば、ポジティヴで健全なメッセージ。
Groovisions設立当時から音楽関連の仕事を多く手がけていらっしゃいますが、その理由をどのように捉えていますか?
HI:グループの当初から、音楽ととても近い、音楽のためのデザインをやっていたことが関係していると思います。我々は最初は映像から始めたグループですし、活動の拠点も京都のメトロというクラブでした。なので、音楽の仕事をすることは全く自然なことだったのです。
音楽とグラフィックの関係性は今後どうなっていくと思いますか?
HI:音楽は視覚的な表現よりも、より根源的なものだと思っています。グラフィックは未来においても、音楽を常に応援し、援護する義務があります。
これまでで最も衝撃を受けたグラフィック作品を教えてください。
HI:Andy Warholの作品です。とてつもなくポップではあるけれど、どの作品にも必ず死の気配がある。現代美術として一級品なことはもちろんですが、それ以上に文句なく、かっこいい。これは理屈ではありません。
伊藤さんにとってターニング・ポイントとなった出来事を教えてください。
HI:いくつかの幸福な出会いがありましたが、ピチカート・ファイヴの小西さんとの出会いがなければ、こうして東京でデザインを仕事としていなかったでしょう。
Groovisionsとして15年以上も活動を続けていますが、その原動力となっているものは何ですか?
HI:活動でもあり、それが仕事でもあるからだと思います。つまりやらざるを得ない(笑)。
グラフィック・デザイナーとしてのここ数年に大きな変化はありましたか?
HI:グラフィックに限らず、インターネットの影響はライフスタイル、コミュニケーションとインフォメーションの領域で甚大だと思っています。
現在、グラフィック・デザイナーとして最も大切にしていることは何ですか?
HI:グラフィックの仕事として、文字や言葉を操作することは必要なのですが、それ以上にイメージの力で、ある種のトーンを作り出す作業が核にあると思っています。そこがヴィジュアル・コミュニケーションの中心であると。
今後やりたいことは何ですか?
HI:自分たちが自信を持って世間に送り出すことが出来るデザインを、ひとつでも多く作っていきたいです。
今後の予定を教えてください。
HI:作品集の出版が予定されています。
to be continued
























