Creators' Vision

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「Think Global, Act Local」という言葉をどう捉える?

Oak-to-all-relations
Natalija Ribovic & Toru Fujita

Profile

東京、ベルリン、ウィーンを拠点に東ヨーロッパと日本を繋ぐCultural Art Platformとして2005年に創設。ArtとEarthをキーワードにさまざまな表現活動を行なう。現在はTNFとコラボレーションし、Powwow aeaa Earth kids project - 7nature usagiにて「アートを通して地球と繋がる」をテーマに、全国各地でワークショップを展開。
www.oak-to-all-relations.com
www.goldwin.co.jp/tnf/powwow
Creators' Talk vol.3

Comment

お母さんとへその緒が繋がった赤ちゃん。互いは単独では成り立たず、影響を与え合う必要不可欠な存在。宇宙を動かしている知的な力が「Think Global」であるなら、その見えざる秩序とクリエイティヴが調和したときが、「Act Local」という形で現れてくるのではないでしょうか。
 

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Shin Tasaki (Spanova)
タサキ シン

Profile

1972年生まれ。相模湖近くのスタジオを拠点に、ケン(兄)と共にSpanovaとして活動中。また、それと平行してプロデュースや作曲、CM音楽も手がける。04年シカゴへ渡り、Hefty Recordsを主催するJohn Hughes(Slicker)とアルバム制作。『Some water and sun / All My friends have to go』をHeftyよりリリース。現在Spanovaのニュー・アルバム製作中。
www.spanova.org

Comment

たとえば、いわゆる楽器を使わないクリエイションにおいても、指はPCのキーボードを打ち、小さなスピーカーに耳を澄ませます。しかし同時に、ここにはない巨大なサウンドシステムから音楽が鳴り響いている様も想像します。この場合、俺にとってのグローバルとは架空のアンプ回路のようなものです。この状態が長く続くと、世界そのもののイメージが徐々に具体性を欠いていきます。そんな時、ふと弾いたギターの音色に心を奪われたりもします。不安定な揺らぎや傷の如き響きに暖かみを感じます。この場合、ローカルとはギターであり、散らかった部屋にいるひとりの男のことです。その男はドアを開けて庭に出ます。空が見えます。外は思う以上に広く、色鮮やかです。ギターの感触も、架空のサウンドシステムも、矛盾なく体に収まっていきます。それが俺にとってのゼロであり、始まりです。
 

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kamikene (hatos)
カミケネ

Profile

グラフィック・デザイナー。様々なスキルを持つ集団“hatos”の一員。『+81』にはvol.15から参加。THE NORTH FACEをはじめ、アングラからメジャーまで、芯のあるクライアントと出会い、そのグラフィックを手掛けてきた。自身がベースを務めるバンドBUILD DUB GREENは、長年積み重ねてきたリハーサルスタジオを抜け出し、今夏より野外パーティなどでライヴを開始。全ての経験はグラフィックへ投影される。
www.hatos.org
Creators' Talk vol.1

Comment

「Think Global」自分と向き合うことかなと。僕が生活してきた場所は、自分にとってはローカルな場所だけど、グローバルな世界、そして、宇宙の中のひとつの地点でもあるのだから。多くの人と共有できるアイデアを掴むには、自分の脳の奥底(つまり宇宙)で感じる「これだ!」という感覚/アイデアを信じ、最も心安らぎ、落ち着いて作業できる生活の場で形にしていく。その結果、出来上がるものには、ローカルでパーソナルなオリジナリティが滲み出ると同時に、グローバルに、そして時代をも越えて心を震わすことのできる普遍性が宿ると思います。「Think Global, Act Local.」という言葉について考えることで、不純な考えをなんとか減らして、より純粋な感覚を磨き、信じることが重要だと思わされました。
 

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Daisuke Ishizaka (hatos)
石阪大輔

Profile

1973年東京多摩生まれ。旅がきっかけで写真を始め、雑誌『relax』掲載により本格的に始動。アーティストのドキュメンタリやポートレート、ランドスケープ、スティルライフなど幅広い被写体に対し、一貫して表現されるシャープなディテールと程よい重量感に定評のあるフォトグラファー。
www.hatos.org

Comment

あまり意識したことのない言葉ですけど、なにしろひとつひとつの積み重ねが大切だと思わせてくれる言葉ですね。そのひとつひとつが大きなひとつになり、その大きなひとつはある局面では全体となり、また別の局面では小さなひとつであって、全ては繋がっているものだと感じます。みんな誰もが幸せに過ごしたいと思っているだろうし、自分の家族や友人、暮らしている地域や、さらには地球に対しても、同じ気持ちを抱いていると思います。その実現のために必要な小さなひとつが「思いやり」という心の状態だと思う。とは言うものの、自分の心はまだまだ未熟で、その日その時の心の状態で見える世界を変えてしまったりもするけれど、全体という小さなひとつの幸せの実現のためには、日々の全ての経験こそが心の更なる成長に必要であり、重要だと考えています。
 

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Soichiro Fukuda
福田創一郎

Profile

1977年東京出身。高校卒業後、アジア、ヨーロッパ各地を旅行し、帰国後本格的に写真を始める。2004年にtripsterの仲間と2階建てバスで日本縦断。06年にはhatosのreiと2度目の日本縦断。08年『Survival Drive』を刊行。
www.fukudasoichiro.com

Comment

写真を通して「Think Global, Act Local」を考えると… 写真というものは常に目の前の光景しか撮れません。しかし、僕が捉えたいものは、その裏側に広がる無限の世界だと思います。その無限に広がる世界を追い求めて、日々身近なことを写真に撮っています。その視点は、写真家の個人的なもの以外の何ものでもありません。けれど、人は写真を見て共感したり、感動したり、ましてや自分は経験していないのに、懐かしさを感じたりします。これはいったいどういうことでしょうか? やはり人間はどこかで繋がっているということなのでしょうか? そのことを意識するかしないかで、その人の生き方に大きく関わっていくことになると思います。
 

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