十文字美信 写真展「FACES」
September 1, 2009 | Exhibition
1971年に独立、1974年ニューヨーク近代美術館で開催の「New Japanese Photography」展にデビュー作「untitled(首なし)」が招待を受け、海外批評家からも高い評価を得た写真家、十文字美信。以降、コマーシャルやエディトリアルの分野でも活躍する傍ら、独自の視点とテーマを持った作品を意欲的に発表し続けている。2007年には、70年代からの未発表作品をまとめた作品集『感性のバケモノになりたい』を発表し、同作品集を含めた写真活動について2008年日本写真協会作家賞を受賞。その後、最新作として取り組んでいた作品が、この度、ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートにて発表される。この新作で十文字氏は、タイトルどおり“顔”に焦点を置いている。
「人体のあらゆる部位の中で、顔だけは特別な存在だ。(略)どんな顔写真に興味があるかというと、まず“決定的瞬間”から自由であり、ドラマティックな表情よりもっと大切なものがあると思わせる写真、そして何よりも心惹かれるのは、撮ってみなければ結果がわからない、論理的に計算できるものをはるかに凌駕する顔の写真だ。現在ただいまのこのリアリズム、新しい必然に立ち会いたいと願っている」(十文字美信)。
日本の写真界を牽引し続ける十文字氏の新しい世界に触れる機会。会期は9月5日から10月10日まで。