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日本の産業廃棄物の実態(平成14年度調査) |
「廃棄物」、たった三文字のこの言葉が恐ろしい。なぜか。いつの世もこの三文字に苦しんだ。中世の花の都パリは、「ごみ」の都であり、不法投棄の街でもあった。パリ市長は、不法投棄する輩は首吊りの刑に処すと宣言した。しかし不法投棄は絶えず、市長は根負けした。今のフランスも、廃棄物問題に悩んでいる。わが国も悩みに悩んでいる。いな、世界中が悩んでいる。廃棄物はいつのまにか怪物となり、温暖化と同じく環境問題の中心課題となった。 我々は、豊かさと便利さを手に入れた。これを失う覚悟はできていない。豊かさ便利さと、廃棄物の量は比例する。 豊かさの消費期限が到来すると、ものは廃棄物へと形をかえる。そのとき廃棄物の復讐がはじまる。 エコロジーは、進化しつづける人間の欲へのブレーキでもある。いま人間は、どこまでブレーキをかけられるか。「環境」の二文字は、それが試されているともいえる。 社団法人全国産業廃棄物連合会 |
| 産業廃棄物問題が話題になってから久しい。現状、日本の産業廃棄物の実態はどうなっているのか、社団法人産業廃棄物連合会の協力をえて、その実態を見てみよう。全体から判断すると平成8年をピークに日本の産業廃棄物は、ほぼ横ばいながら、毎年、微減傾向である。(表1)特に主要産業排出である農業、電気ガス水道、建設業は、少しずつでも排出量を減らしている。(表2)特に注目したいのは、表3の総排出量は微減ながらも、最終処分量は平成3年度と比べると半減以下になっていることだ。再生利用量と減量化量が確実に増え、最終処分量が激減している。日本全体の産業廃棄物の総量を減らすことは困難であるが、再利用することで、最終処分ゴミを減らせることを表している。目標は、最終処分量を限りなくゼロに近づけることである。それは、再生利用量のゴミにできるだけ変換することであり、私たちは、そのために何ができるだろうかを考えてみよう。 |
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