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ダイムラー・クライスラー - DaimlerChrysler |
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| Specification for Europe |
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ダイムラー・クライスラー |
持続可能な社会というキーワードは、自動車産業にも大きな影響を与えている。それは、車から排出されるCO2によって引き起こされる環境問題や石油をはじめとする化石燃料資源の枯渇による代替エネルギーの開発など対応すべき課題が多く、各メーカーが解決のために力を注いでいるからである。その取り組みのひとつが、日本ではハイブリット・エンジン、ヨーロッパではクリーンディーゼル・エンジンの推進だ。日本で悪いイメージが定着しているディーゼルだが、ヨーロッパの乗用車ではなんと54%の占有率を誇る。このディーゼル・エンジンや車体のデザインを切り口に、環境と自動車製造の関係について、ダイムラー・クライスラー日本株式会社の各分野のプロフェッショナルに話を聞いた。
+81:ダイムラ−・クライスラーが提唱するクリーンディーゼルと通常のディーゼルの違いについて教えてください。
DaimlerChrysler(以下DC):その違いは明確ではありません。ただ1990年以降、ディーゼルの技術は燃料噴射システムの改良や電子制御、ディーゼル粒子状物質除去フィルターなどにより飛躍的に進歩しました。ダイムラ−・クライスラーでは、厳しいEuro4規制に適合する優れた排出ガス性能を実現してます。
+81:ハイブリット車との比較を簡単に示すことはできるのでしょうか?DC:ハイブリッドはストップ&ゴーを繰り返す走行状態、特に渋滞の多い市街地での走行に効果的です。一方ディーゼルは高速道路や中・長距離を含めた通常の走行状態で燃費が良いこと、パワフルで運転が楽しいことが大きな特徴です。
+81:日本では“ディーゼル=悪”というイメージが定着していますが、今後これをどのように取り除いていくのでしょうか?
DC:新しいイメージに変えてゆくには、現在の最新ディーゼル車を知ってもうらうことが第一です。しかし現在、日本では最新のディーゼル車両の販売が行なわれていません。まずは市場に車両を投入し、かつての“遅い”“うるさい”“汚い”の三悪のイメージを払拭することです。実際に最新のディーゼル乗用車では、“高い走行性能”“静粛性の向上”“黒い煙や臭いがない”などが実感できます。さらに、地球上のCO2削減効果への理解が高まれば、イメージは大きく変わっていくと考えています。ダイムラ−・クライスラーでは、今秋EクラスからEuro4規制に適合したディーゼルエンジン搭載モデルを発売する予定です。
+81:ダイムラー・クライスラーでは、車体のリサイクル率が高いと聞きますが、その考え方と手法を教えてください。
DC:環境保護を推進するダイムラー・クライスラーでは、製品ライフサイクル全体を見据えたライフサイクルアセスメントと環境設計に取り組んでおり、その一環として、再資源原料と天然素材を使用したパーツの開発をしています。
メルセデス・ベンツの開発指針には、再資源原料の使用率を継続的に高めていくことが定められています。新型Sクラスでは、再資源化されたプラスチックを混合したパーツの使用率を旧型モデルに比べて4%増加しました。さらに、完全な循環型生産を目指して、リサイクルしたパーツや生産廃棄物から再資源原料を取り出し、ホイールアーチ・ライニングなど、パーツの生産に使用しています。また、木材や亜麻繊維など天然繊維を様々なポリマーと組み合わせた再生可能原料を使用し、1台あたり旧型モデルに比べ約73%増加しました。
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| top - Jatropha, one of biofuel, is growth in Idia bottom - Alcohol, one of biofuel materials, made from scrap wood |
+81:ダイムラー・クライスラーが目指す「継続可能な車社会」について教えてください。
DC:地球社会は今、化石燃料資源の不足と大気中のCO2濃度の上昇という危機に直面しています。車社会も他の産業や活動と同様、化石燃料への依存度がより低く、CO2排出量がより少ないシステムへ速やかに移行していかなければなりません。
究極的には排出ガスゼロの燃料電池車が目標ですが、本格普及までにはまだ10年以上かかると考えています。その間も、従来型の内燃エンジンの自動車をベースに、できるだけ排出ガスをクリーンに、CO2含有量を少なく、燃料消費効率を高く、化石燃料に代わる代替燃料の使用率を高めることなどによって、環境への負荷を減らす必要があります。そのため、私たちは、自動車だけでなく、燃料分野も含めたモビリティシステム全体に注力しています。
自動車の駆動方法も燃料も、環境はもちろん実用性や経済性にも配慮した複数の選択肢からユーザーが要望や用途に応じて選ぶことができ、その総和として環境への負荷が軽減できるという状況が望ましい車社会のあり方だと考えています。
+81:乗用車をデザインするとき、大切にしていることは何でしょうか?
DC:全体的には省燃費対策、スペース効率、そしてリサイクル性として自然素材を使った内装部品やリペアしやすい部品の構成などです。幅広い商品ラインアップの中で、それぞれの商品の性格に見合った適切な環境配慮を織り込んでいます。
例えば、上級車では長い車体を生かし空気抵抗低減を工夫することで燃費の向上を更に促進します。高性能でエネルギー消費の少ないランプシステムなども他社に先駆けて採用しています。
このように乗用車をデザインするときに最も大切なことは、人々のライフスタイル、ニーズに合った車を提案、提供していくというベースを変えず最適な環境配慮を組み込みいれようという姿勢と努力だと考えます。
+81:現在、車以外で最も力を入れている環境活動は何でしょうか?
DC:ダイムラー・クライスラーは、天然繊維の栽培プロジェクトを南アフリカ、ブラジル、フィリピンなど、世界各地で展開しています。天然繊維を栽培し自動車の原料に使用することで、産地に雇用を生むだけでなく、環境負荷も削減できるというプロジェクトです。
+81:最後にダイムラ−・クライスラーを一言で表現してください。
| DC:社会的責任を意識した持続可能なビジネスを目指しています。労働条件の整った職場で、環境に優しい商品を作り、その商品が人々に喜ばれる。こういった社会的な役割を確実に果し、信頼されるパートナーにであり続けたいと考えています。 |
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