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ベロタクシー - Velotaxi |
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| CAD rending of new model. Designed by Gewerk |
| ベロタクシー |
Veloはラテン語で自転車の意味。べロタクシーとは、その名の通り自転車とタクシーの合いの子だ。人力車をモチーフにデザインされたドイツ生まれのこの乗り物は、街の顔のような存として各国で親しまれている。企業の宣伝塔としてカラフルな広告に身を包み、機動力とコンパクトな車体を活かして、人々を目的地へと送り届ける。風を感じながらゆっくり走ることで、人々に束の間の“ゆとり”も与えてくれているのだ。そんなべロタクシーが今、無公害の公共交通手段として環境保護の観点から注目を浴びている。今年6月にデザインが一新し、本国ドイツで一足早くお披露目となる新生べロタクシー。その機能性とデザインを探る。
+81:ベロタクシーのコンセプトを教えてください。
Velotaxi(以下V):べロタクシーは“誰もが楽しみながら参加できる、環境保護活動”をコンセプトに、ドイツで誕生した人と環境に優しい自転車タクシーです。排気ガスを全く出さないベロタクシーを利用することで、乗客、ドライバー、広告パートナー、地域住民が自然と環境保護活動に関わることができるのです。私たちは、自動車中心の交通環境から、自転車道を整備して都心でも自転車に安心して乗れる街へと変化していくことが大切だと考え、環境に配慮したベロタクシーが公共性の高い交通手段となるよう願っています。
+81:1997年にドイツで生まれたべロタクシーですが、現在、日本ではどのくらい普及しているのでしょうか?
V:2002年5月に京都で初めて導入され、現在は京都、東京、大阪、名古屋など15都市で普及しています。各地での運営は環境系NPOが管理していることが多いのですが、ソーシャルベンチャーや地元企業が行っている都市もあります。
+81:最新モデルのデザインと機能性について聞かせてください。
V:従来のフォルムをベースに、製品全体をデザインすることを念頭に置きました。よりシンプルな生産プロセスと取り扱いを考慮し、シルエットもシャープでスポーティにしました。機械部品はキャビンで覆い隠しています。フロントガラス、ハッチ、そして横窓などが、新たなスタンダードパーツです。機能面では、キャビン部分のモジュール工法を新しく取り入れました。キャビン自体は、これまでと同様、再生可能なプラスチックを使っています。モジュール工法を用いることにより、キャビンの3つのパーツを使って2つの全く違う車両を作ることができます。その結果、ユニークで斬新なフォルムを生み出すことができるのです。従来のものより35cmほど車体が短いにもかかわらず、荷物を置くことができるスペースを確保し、ハッチも装備しました。ドライブ機構には、付属の電気モーターを付けることもできます。最新モデルは、ドイツでは「Designmai 2006」というデザイン・フェスティバルで発表され、6月から実用化を予定しています。日本では、5月17日にべロタクシーの運行を始めて5周年を迎えるので、それに合わせて東京または京都でプレス発表会を行う予定です。
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+81:動く宣伝塔としてのベロタクシーのメリットは何だと思いますか?
V:都市空間をメディアとして捉えたとき、ベロタクシーは最も効果的な広告手段のひとつだと言えます。他の交通広告に比べ、広告への目線や移動速度がより歩行者に近いこと、またユニークなフォルムの車体に広告を掲載することで、人々の注目を集めるのです。私たちの役割は、広告パートナーの社会貢献活動の取り組みをベロタクシーを通して広く一般の方に伝えることだと考えています。将来的には、屋外広告の世界的なネットワークを築き、新しいメディアとして確立していきたいです。
+81:環境にやさしい新しい交通機関として注目されていますが、他の魅力は何でしょうか?
V:風を感じながら爽快に走り、街中でレジャー気分が味わえることです。車や観光バスでは通ることのできない狭い道も走ります。ドライバーとのコミニュケーションも楽しみの一つでしょう。また、ベロタクシーは地域の動くアイデンティティーや環境啓発活動でもあり、地域経済の活性化、福祉問題、ニート問題を含む雇用問題など、様々な社会問題を解決する糸口になると考えています。そして一番の魅力は、まだ潜在的な可能性を秘めていることでしょう。